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「ベッド」と「敷布団」の機能的な特徴。

機能性の違いを認識した上で、自分に適した寝具を選ぼう。

  1. 身体を癒す敷布団・マットレス
  2. ※体に良い敷布団【機能性】※体が痛くならない敷布団とは!?
  3. 「ベッド」と「敷布団」のメリット・デメリット

貴方は、「ベッド」と「敷布団」には異なる特性があることを知っていましたか?!

寝具

生活用品・・特に住宅インテリアを構成する要素は、地域環境特性(気候特性・自然環境特性)及び地域文化に大きな 影響を受けているものです。伝統・文化として引き継がれている要素に関しても、その大半は、地域環境特性と深い 関わりがありますので、基本的に「住宅インテリア要素」というのは、地域環境特性との関連性が深いものとなってい ます。

寝室空間を構成する「寝具」も地域環境特性との関連性が深い要素のひとつ。寝具は、生活環境に適したものを選ぶこと が大切なんですね。

近代社会となったときに、日本では数多くの欧米文化が導入されるようになりました。本来は、日本の生活環境 ・地域環境には、あまり適していない要素も多々あるのですが、欧米文化への憧れとともに、数多くの要素が導入され てきています。近年では、「住宅形態」も含めて、「住宅インテリア要素」に、本来欧米文化要素であったものが、 すっかり定着しています。そんな要素のひとつが『ベッド』という寝具。ベッド+マットレスという要素は、欧米から 導入されてきた要素です。

欧米から導入されてきた様々な文化・要素は、日本の生活環境への適正などをあまり考慮されることなく、導入されてきてしまっているものも多々存在しています。「ベッド」に関しても、同様に日本の自然環境・生活環境への適性・検証は 特にされないまま、生活に根付いた・・そんな要素となっているものと感じています。

ここでは、あらためて「ベッドに関する特性(メリット・デメリット)」と日本の文化と言える「敷布団に関する特性 (メリット・デメリット)」を記してみたいと思います。それぞれの違いを認識して上で、どちらの寝具を選ぶのか を考えてみていただければと思います。寝具は、健康・身体に大きな影響を与える要素のひとつですからね。

ベッドの特性(メリット・デメリット)!命の危険性もあることは知っておきたい要素。

ベッド

ベッドは、家の中で土足生活を主体としている欧米地域で育まれた寝具です。ゆえに、床に直接、寝具が触れる ことが無いように、床から数十センチ以上高い位置にマットレスが設置できるようにと構成された寝具がベッドです。

ベッドの最大のメリット(良き特性)となるのが、「睡眠中に埃を吸い込むことが少ない(埃の少ない空気を呼吸できる)」ということ。これは特に土足文化において、土埃や空気中の雑菌を睡眠中に吸い込まないようにするのに役立つ特性 と言えるものです。

実は空気中の埃・土埃などの大半は、「床面から高さ30cm以内の空気層」に多く存在しています。空気の比重と比較して 、埃・土埃などは重さがありますので、下層部に沈殿するんですね。ですから、床面から30cm以上の高さ部分の空気と 30cm以内の空気層では、埃などの含有量が大きく異なるのです。

ベッドは睡眠中に埃の少ない綺麗な空気を呼吸することを目的に開発された寝具と言えるのかもしれませんね。 ですから、ベッドを購入するのであれば、マットレスを含めた高さが床から30cm以上となるベッドを選ぶ必要が あるということ。30cm以下の高さのベッドでは、ベッドのメリットを活かすことが出来ないからです。

ベッドを使用することのデメリット!実はベッドから落下することによる死亡事故が存在しているのです。

実は、あまり認識されていないことなのかもしれませんが・・。「ベッドからの落下による死亡事故」が毎年一定数 存在していることは、ぜひ、認識しておいていただきたい要素です。欧米各国の統計などでは、毎年数百件以上の ベッドからの落下による死亡事故が記録されている地域もあるんですね。これが、「ベッドの最大のデメリット」 と言える要素なのです。

「二段式ベッド」などであれば、落下の危険性を意識するかと思いますが、おそらく通常のベッドに関しては、 「落下して、死亡するようなことはない高さだろう・・」と感じる方のほうが多いものと思います。ただ、 残念なことに、実際に死亡事故数は、毎年一定数存在しているわけです。これは、睡眠時の無意識下で落下する ことの危険性を意味していることに。脱力状態及び身体機能が睡眠状態において、落下したときには当然、 反射的な受け身動作も行われません。また、脱力時の荷重(体重)の加わり方も衝撃を大きくする要因と 考えられています。

また、もうひとつ大きなデメリット要素ともなるのが、「無意識下においても、精神的な緊張を及ぼす要素となる」 ということ。これは、心理学的にも、デメリット要素が見出されています。人は床から離れた、高い位置にいること を意識していなくとも、感じているもの。同時に、ベッドから落下しないようにしなくてはいけないという思いが 無意識に働き、身体や精神の緊張を創出すると言われています。良質な睡眠が取れないことに繋がるということですね。

このデメリットを解消するために、欧米では「キングサイズ・クイーンサイズ」といった大きなベッドを主に活用 しています。日本においては、ベッドという様式だけが導入されてしまい、それらの危険性はあまり意識されて 来なかったのかもしれませんね。日本においては、狭いシングルベッドが主流となっていますが、それは、 心身への負担(ベッドのデメリット)をもたらす要素となっている可能性があるということ。注意が必要なのです。 個人的には、成長期の子供たちには、心身の成長を阻害しないためにも、狭い住空間が主体の日本 では、「敷布団」のほうが適しているものと思っています。

ベッド利用に適した機能性マットレス(高反発機能マットレス)。『雲のやすらぎマットレス』

雲のやすらぎ

本格的なベッドで使用する高反発マットレスが欲しいという方のためにと、新規開発されたのが、こちらの 「雲のやすらぎマットレス」です。ベッド用マットレスとして、「しっかり体を支えてくれる感覚」が好み (身体に適している)の方に向けて開発された寝具。高反発機能と体圧分散機能を併せ持つ3Dスプリング構造を含めた 13層構造&27cmの厚みが特徴となっています。好みと寝具状況(ベッドor敷布団)に合わせて、選択肢が 出来たのは、とても好ましい要素となりそうです。

また、ベッド用マットレスの課題ともなっていた「通気性」に関しての工夫があるのも、魅力の要素。マットレス 内部に侵入した湿気を外部に開放できるようにと、マットレスサイドの特注エアレット(換気口)が設置されてい ます。日本の生活環境を意識した日本製ならではの、工夫と配慮と言えそうです。

商品名称 体圧分散機能マットレス「雲のやすらぎ」
マットレスの機能性 高反発力機能、体圧分散機能
主なマットレス素材 マイティトップⅡ・クラウドMAXウレタン・プレミアム高反発コイルなどの13層構造。
マットレスの厚み 27cm
商品購入先(公式SHOP) 商品詳細・購入はこちら(公式SHOP)

敷布団の特性(メリット・デメリット)!住宅環境との相性を考える。

敷布団

「敷布団」の特性(メリット・デメリット)は、ベッドと相反するものとなります。最大のメリットとなるのが、 「身体への負担・落下による危険性などが無い」ということ。特に、「身体の成長を阻害することがない」という のが、成長期の子供たちにとっては、大きなメリットとなるのではないでしょうか。

「敷布団」は、日本の文化・生活環境に応じて育まれてきた寝具です。特に、夏場の高温多湿となる生活環境下に おいて、床面に近い空気層が少しでも涼を感じさせてくれて、快適な睡眠を得ることに役立つ機能となります。

ただ本来は、「畳」との組み合わせで敷布団を使用するのが最適な効果を創出してくれることに。畳に使用されている 「井草」の香りは、現代風に言うと、アロマ効果を与えてくれる要素に。また、同時に「クッション性」と 冬場の「断熱性」を付加してくれます。

近年の日本では、「フローリング」が主流となってきています。「畳」ならではの効果(睡眠に関する機能性) が期待できない生活環境となっているんですね。それでも、心身に緊張を与えない(落下の危険性などが無い)、 伸び伸びと寝ることが出来るというのは、現代日本においても、敷布団の最大のメリットと言えるものです。

また、欧米と比較して、日本の住宅は「部屋面積が狭い」のが特徴となっています。寝室に大きなベッドを設置して しまうと、部屋の大半がベッドで占められてしまうことも。

そういう居室環境下では、”折りたたんで収納できる””部屋の隅に寄せて、置いておける””天日干しが出来る” ということが、とても効果的な要素となるもの。敷布団形式で寝具を利用することの最大のメリットと言えるのかも しれません。

敷布団を使用することのデメリット。

敷布団のテメリットと言えるのは、「ベッドのメリット」と相反する形となります。睡眠中に「埃を吸い込みやすい」 ことがあげられます。もともと日本の生活環境では、畳が主流となっていました。畳は、空気中の埃などを吸着して くれる働きも有しています。また、現代住宅よりも、昔の住宅のほうが換気量が多かったこともあり、床面付近 (床から30cm以内)の空気層にも埃は少なかったと考えられます。

近代日本においては、フローリングが主流となったことで、床面に埃が体積しやすく、舞いやすい状況が生まれています。床から30cm以内の空気層にも、埃が漂いやすい環境となっているんですね。ただ、欧米の住宅環境と比較すれば、土足 での生活ではありませんので、土埃や雑菌類は少ないものに。フローリングは掃除がしやすいのが特性となっています ので、掃除の頻度によって、空気層内の埃量には、大きな違いが出てくるものと思われます。

イケヒコ い草 ユニット畳 6枚組 国産 『あぐら』

畳

フローリングの寝室において、敷布団を活用・・さらに良質な睡眠環境を作る上で効果的なのが「置き畳」です。 人工素材の置き畳も開発されていますが、植物成分の効果(アロマ)も期待できることから、やはり天然井草仕様 の置き畳がおすすめ。こちらは、そんな天然井草で作られた国産置き畳「あぐら」です。 1枚が「82cm角」の琉球畳サイズの6枚ユニットとなっており、丁度、就寝スペースとして最適な空間 (164cm×246cm)が構築できますからね。

置き畳用の「連結パーツ」も附属しているのが魅力的な要素。それぞれ畳がバラバラにならないので、敷布団 スペースとして最適なアイテムとなります。

い草 ユニット畳 6枚組 国産 『あぐら』の詳細・購入はこちら。(公式SHOP)

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